うちの猫は俺の部屋の前の寒い廊下でずーっと静かに待っていた
くしゃみが聞こえたので開けてやったらのそのそ入ってきてストーブにあたり
やがていつもは嫌がるはずの俺の膝の上に乗ってきておもむろに香箱を組んだ
どういう風の吹き回しかと訝しみながらも俺はそのひとときを楽しんだ
やつはその数週間後静かに息を引き取った
匿名 より
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